— 栗原会計 代表 栗原 邦夫氏

 

THE面白本舗さんには、お客さんの手のひら

に乗る商品をいっぱい作って欲しいなって思います。

栗原会計 代表 栗原邦夫様

 

 

 栗原会計事務所 栗原邦夫様インタビュー

2011年9月2日 インタビュアー:馬見塚 仁

 

■ 栗原さん自身のことをお伺いいたします。今、税理士さんをされているということですが、税理士さんをされて何年ぐらいになるんですか?

 

● 7年ちょっとですかね。7年4ヶ月ぐらいです。

 

■ 現在、スタッフさんは何人ぐらいおられるんですか?

 

● 自分以外に8人です。

 

■ この7年は順調にという感じですか?

 

● そうですね、自分が思っていたよりは順調ですね。

 

■ それでは、具体的にTHE面白本舗のことをお伺いしたいんですけども、どういうきっかけでTHE面白本舗とお仕事をするようになったんですか?

 

● 独立して間もない頃に、小冊子を作りたいなと思っていて、そうしたら友人が『小冊子作るんだったらかわけん(THE面白本舗代表取締役川上健太郎の通称)を紹介するよ』と言ってくれて、紹介されました。

 

■ そのときのかわけんの第一印象はどんな感じでしたか?

 

●  ぱっと見の第一印象は憶えていないんだけど、その日に2時間ぐらい話をしていて、どういうことをやりたいかを聞き出すのがうまくて。それで俺がわーっと 取りとめもなく話したことを、栗原さんのやりたいこと、考えていることって、こういうことですかね、というふうにまとめてくれたんですよ。で、まとめて言 葉にしてもらった時に『ああ、それそれ、そういうこと。俺も知らなかった、そういうこと、そういうこと』っていうことがその2,3時間の間に2回ぐらい あったのかな?それで、『おお、すげえな』と思って。それがその日の一番印象的なことですね。

 

■ じゃあ、実際にかわけんと会って、かわけんに仕事を頼もうと思った決め手になったのはどういうところですか?

 

● 最初のその感触で、『この人面白いな』と思って。自分は自分の中で妄想を広げてしまうタイプなので、とっ散らかっちゃうんですよね。それをまとめてもらってスッキリしたので、『ああ、この人はなんかいいな』って。

 

■ 一番最初は小冊子の仕事から始まって、その後、どういうお仕事上の付き合いをされたんですか?

 

● 小冊子を作ろうと思って会ったんですけど、実際には小冊子は作らなかったんですよ。しばらく。3年以上たぶん作らなくて。

 

■ それは何か理由があったんですか?

 

●  俺とかわけんで話し合って、こうこうこういうのをやっていきたいよねって手順を組んでいったら、小冊子は随分後回しだねっていう話になって。最終的には 小冊子も作るんですけど、2年ぐらい前に。その前に、ホームページを作ろうかとか。あとは、最近のメインは、3年ぐらい前かな、うちの『くりがわら』って いうニュースレターを一緒に作り始めました。

 

■ ニュースレターはかわけんから提案があったんですか?

 

●  二人で話し合っているうちに、お互いがお互いを実験台にしていろんなことやってみようよという話になって。じゃあ、実験しようかって始めた気がします。 うちにとってもちょっと実験的なプロジェクトっていう感じで。内容的にも、会計事務所としてはちょっとはじけた内容だったので。

 

 

『くりがわら』の説明をする栗原さん

 

■ 同業の会計事務所さんで、こういうニュースレターを出されているところはあるんですか?

 

● ないんじゃないですか。普通は今月の経営ワンポイントアドバイスとか、そんなので。本当に、これはさすがに。あえて言いますが、このレベルの高さは日本一だと思いますよ(笑)。少なくとも会計事務所の中で、こんなノリのものはないんじゃないですかね。

 

■ どのあたりに一番価値があると感じられていますか?

 

●  文字にしないメッセージとして、うちと関わると、楽しそうということを伝えたい。伝えたいというか、思って欲しいんですね。文字とか言葉にすると、怪し いじゃないですか(笑)。なんか売りつけられるんじゃないかとか。何となく楽しそうっていうのが滲み出ちゃっている感じ。それを滲ませるような感じに作っ ているところですね。

 

■ 『くりがわら』を見られたクライアントさんの反応はどうですか?

 

● ありますよ。それは。笑っちゃうくらい。

 

■ 具体的にはどういう反応があったんですか?

 

●  今週も2回ぐらいあったんですけど、特集とか組むじゃないですか。例えば新人入りました、とか。このAさんがいるとしたら、Aさんというのは自分の担当 以外のお客さんに会うことは基本的にはないんですよ。あとパートの女性とかって、お客さんに会う機会が基本的にはなくて。でも、クライアントさんが、俺と かと会ったり、あと、事務所に、たまたま来てくれたときに、『ああ、○○ちゃん、お子さんが小学校に入ったんだよね』とか、そういう話題が出るんですよ。 『結婚したんでしょ?』とか。

今、時代的に、どうしてもいい悪いではなくて、商売として有利か不利かという話になった時に、やっぱり安くし ていくとか、そういうほうが有利になってきているじゃないですか。うちもそういうのにはある程度対応していかなければいけない、いけないというか、やって いくべきだと考えているんですね。そうすると、3ヶ月に一回、半年に一回しか会わないクライアントさんも出てくるんです。そうするとなかなか会えなくなる んですよね。そういったのをどこかで補完しようよ、というのが当初の狙いの一つで。その辺は、自分達が思っていたよりははるかに、補完どころか、埋めるど ころか、とんでもない効果が出ましたね。

 

■ 最初の頃に考えられていた、このニュースレターの効果というのは、ほかにどういうのをイメージされていたんですか?

 

●  今言った、お客さんと会えないのを補完するというのと、それと、さっきも言ったんですけども、何か楽しそうだね、元気だね、とか、そういうのを伝えてい きたいというのが一つあって、それともう一つは、中小企業でこんなことをやっている会社はめったにないので、中小企業が何かを発信したりできる可能性を、 無言で提案している、というのはありますね。

栗原会計事務所外観(木彫りの表札がかっこいい)

 

 

■ それは、栗原さんが仕事をする上で、中小企業さんにもっともっと楽しく元気に仕事をしてもらいたいとか、そういう思いからなんですか?

 

● それはありますね。中小企業にいろんなことで元気になってほしいんですね。そのための一つの提案。たぶん俺にとってそうなんだろうな。そうしょっちゅう意識しているわけじゃないんですけど、立ち上げの時は意識してやりましたね。

 

■ じゃあ、一番最初に小冊子というのを考えられた時も、中小企業に元気になってもらいたいという思いがあって、小冊子を作って欲しいというイメージだったんですか?

 

●  小冊子を作ろうと思ってた頃は、もっと売上を上げたいとか、もっと儲けたいとか、正直、そっちのほうが強かったかもしれないですね。でも、どうせ発信す るんだったら自分が思っていることを発信して、そこに感動してくれる人がいたらそこからお金が生まれるからっていう、そういう意味ですけどね。

 

■ 儲けを出すというよりも、自分の人柄を知ってもらうとか…。

 

●  当事は特に一人でやってたんで、今よりもそういうほうが強かったと思います。今は人柄で売るのが第一だとは思っていないんですけど。今は商品第一で、人 柄がいいとよりいいよねっていう。人柄はビジネスじゃないところで鍛えていきたいと思っているので。最低限のプロのプライドというか、うちとしてはちゃん と商品があって、さらにたまたま人もすごく魅力的だね、みたいなほうがよりいいと考えています。

 

■ そういう意味で言うと、例えばかわけんとの付き合いも、最初は人柄の部分が大きかったと思うんですけども、こういうかたちでサービスのクオリティーがすごく上がってきて、商品の魅力を実感されているということでしょうか?

 

かわけんとの思い出を語る栗原さん

 

●  そうですね。あの、本当にそれはありますね。出会った頃は、本当に人柄と、それから人が言っていることを聞き取ってまとめる能力、そこに魅力を感じまし た。ただ、付き合っていく中で、かわけんの商品力、すごく上がっていると自分でもわかりますし、かわけんがよそ様に提供している商品を見ていても、『お お、なんか、商品力が上がってる』っていうふうに感じますし。要するに人間力も上がっている。それはすごく感じますね。

 

■ かわけんの人柄という部分でもお伺いしたいんですけど、栗原さんから見て、かわけんの魅力というのはどういうところなんですか?

●  人柄なのかな。個人的能力っていったらいいんですか。それに関して言ったら、一番優れている能力は、人の話を一生懸命聞いて、それに対して、『ああ、な るほどね、本当にそのとおりだよね』っていうふうに話しをまとめあげてくれるところ。結局、第一印象のときと変わっていないんですけど、そこだと思ってい ます。それがね、結構、話を聞いてもらうことに飢えているというか、話を聞いてもらえない人っているんじゃないかなと思うので。それをやってくれて、ま あ、本人が望めばこうやって紙にしたり、形にしたり出来る能力は持っているので。それは人柄じゃないか(笑)。人柄…何ですかね。力の抜け加減かな。

 

■ 三味線も一緒にされていると伺ったんですが…。

 

● そうですね。三味線だけでも、もう4年半とかなるのかな。もう、4年半ぐらいやってます。

 

 

 

■ 言えないこととかあんまりないとは思うんですけど、サービスも含めて、要望とかはありますか?

●  かわけんのところって素敵なサービスをいっぱい持ってるし、これからもいっぱいいっしょにやりたいと思っているんですよ。だからお客さんの手のひらに乗 る商品をいっぱい作って欲しいなって思います。手のひらに乗らないと、サービスが提供できないじゃないですか?『凄くおいしいコーヒーだけど、一杯800 円は払えんわ!』って言って、ドトールのコーヒーが売れるとか(笑)。そういうことじゃないですか。お客さんの手のひらに乗って初めて、喜んでもらえると 思っているので、そこを目指して欲しいですね。そうしたら、本当に、あのサービスが、今、仮に100万でやっているものが、企業努力で80万とか50万と かになったら、バカ売れすると思うんです。面白いことをやっているから。面白いというか、いい商品を作っているから(笑)。かわけんは。

 

■ 実際にお客さんの手のひらにサービスを乗せるための、一個のツールとしても、こういう『くりがわら』のようなものもきっかけになりえるということですか?

● 当然なりますよね。やっぱり、いろんな考え方があると思うんですけど、今だったら口コミとかに近いと思うんですけど、口じゃなくても、実際、こういうのが来れば、それ自体が宣伝になったりとか、それはすごくあると思うんです。

 

■ 今後、かわけん、THE面白本舗も含めて、どういうお付き合いをしていきたいと考えられますか?

 

●  人間としてというのも含めているんですけど、友人どうしとしては、本当に面白いことをやっていきたいなと思います。今、三味線という共通の趣味もありま すし。どっかから面白いことを見つけて来ちゃうのは、二人とも得意なんで。そういうのをどんどんお互いやっていけるようにしたらいいと思うし、仕事に関し て言えば、こういう『くりがわら』のようなもっともっと楽しいものを、それはニュースレターに限らず、いろんなところで絡めればいいなと思いますね。こう いうものをどんどんどんどん質を上げていったり、ニュースレター以外にも、こんなものあんなものをいっしょに作れていったらいいし。そして、お互い実験で 作ったものが、他のお客さん、かわけんところのお客さん、うちのお客さん、二人に共通のお客さんに、『面白れえな、あいつら』とかっていうふうに、発信で きたらいいと思うし。中小企業って言ってますけど、そうじゃなくてもいいんですね。子供がでも、主婦がでも、サラリーマンがとかでも、じいちゃんばあちゃ んがでも、何でもいいんで、あいつらんところに行くと何か楽しいなってことが展開出来たら。それがたぶん規模的にはビジネスになると思うし、そんなことが ね、将来的にはできたらいいなと思っているし、やっていけるべく現在もお互いが発信し合えていると思っています。

 

■ 長時間お話を聞かせていただき、ありがとうございました。

 

 

 

 


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